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職場の困りごとは、いつもはっきりと“労務問題”として現れるとは限りません。誰かの言動に傷ついても、注意しづらくて困っていても、「こんなこと、相談していいのかな」と戸惑われる方がたくさんいらっしゃいます。社会保険労務士として、制度やルールの整理はもちろん、“そのあいだにあるモヤモヤ”や混乱も一緒に見つめ、整理するお手伝いをしています。「制度では解決できないこと」にこそ、丁寧に向き合いたい──そんな気持ちで、日々ご相談をお受けしています。
例えば、相談の入口はハラスメント研修をしたい 規程整備をしたい、労働条件の確認をしたい 復職規定を見直したい、降格したい…と様々あるのですが、実はそれをしたい理由がある。それは『法改正等への対応のため』相談という時もあるけれど、実はコミュニケーションにストレスを抱えて
解消できる方法を思案した結果が
『ルールの見直し』
という相談の背面に隠れていたということは、意外と多く見られます。



ルールの見直しは重要なので取り組むにせよ、その手前にあるルールの見直し以前のものを、並行あるいは先行する必要が生じますが、この場合かなりのストレスを抱えて相談に来られるので緊張した面持ちを拝することになるのです。相談者が知りたいことはなんでしょうか…それは大抵
『この人は何故こんな言動をするのか?』
その理由。でもそれを説明してくれる場所は案外ない 。だから『どこに相談すればいいのかわからなかった』 その言葉を相談の最後に耳にすることも多いのだと考えられます。
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